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パディントンのクリスマス [児童書]


パディントンのクリスマス (世界傑作童話シリーズ)

パディントンのクリスマス (世界傑作童話シリーズ)

  • 作者: マイケル・ボンド
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1968/11/20
  • メディア: 単行本

 「パディントンの本」シリーズの2冊め。
 小学校中級以上と本にありますが,小3~4くらいのギャングエイジの子たちが読んだら,結構重なるところがあるのではないかと思います。

 イギリス,ロンドン,ウィンザーガーデン二十二番地。
 ペルーからやってきた小さいくまのパディントンが,ブラウンさん一家と暮らすようになりました。

 この「パディントンのクリスマス」では,クリスマス前の冬の物語。
 家族写真を取ったり,探偵になったり,大きなデパートにプレゼントを買いに行ったり。
 そしてクリスマスの日の贈り物をしたり。

 なにかあるごとに,パディントンのまわりには,事件が起こるけれど。
 それでもパディントンはみんなに愛されています。

 顔がマーマレードでべたべたになっても,何があっても愛らしいパディントン。
 悪気はまったくないのに,頑張っているのに何故か事件が起こってしまう。
 それをブラウンさん一家は温かく受け止めている。
 パディントンのことがみんな大好きだというのがわかります。

 パディントンが表面的にやんちゃないたずら坊主に見えても,根っこはだれか周りの人への思いやりがあるんだというのが,共感できるような気がします。



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箱根0区を駆ける者たち


箱根0区を駆ける者たち

箱根0区を駆ける者たち

  • 作者: 佐藤 俊
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/12/19
  • メディア: 単行本

 2019年の箱根駅伝で,総合優勝した東海大。
 その東海大の前年,2018年の箱根駅伝までに密着し書き上げられたルポ。著者はサッカー,陸上競技などに精通したスポーツライター。

 東海大に限らず,箱根の常連校は陸上競技者の層も厚く,箱根の10区に入れないメンバーも当然多い。
 東海大では箱根のエントリーメンバーが発表されたあと,エントリーメンバーから漏れた4年生は選手のサポート,裏方に回る。これらのメンバーを箱根0区と呼んでいるそうだ。 
 0区の選手たちは,グラウンドなどの整備,データ集め,本番前の様々な準備,箱根当日は各区間のタイム計測,付き添い,給水,応援などの手厚いサポートを行う。
 0区の献身的なサポートがあるからこそ,各区間のランナーは走ること注力できるのだ。
 主務,西川雄一朗も,マネージャーとして選手のサポート,また監督やコーチとの橋渡し役となっている。表には出ないところでチームのために尽くしている。

 この本の中では,2018年,春日千速主将の代の4年生に関する記述が多い。
 大学トップクラスの実力を持った,關颯人,鬼塚翔太,館澤亨次など,東海大の黄金世代と言われる当時の2年生たちが駅伝メンバーに選ばれるなか,当時の4年生,3年生は余り目立つ選手がいず,おとなしい世代だったそうだ。
 その4年生も,みな,箱根で走ることを夢見て,目標に向かって練習を重ねていたのだ。競技実績や故障などで0区へとはなったけれども,チームのために,それぞれのポジションで持った役割を果たす。メンバーから外れ,一度は希望を失っても,裏方でチームのために尽くす0区選手たち。それもまた輝かしいと思う。

 両角監督の話も出ていたけれど,箱根がゴールなのではなくて,大学での4年間は教育期間。卒業したあとも世界で活躍できる選手を育成したいと考えているとのことだ。

 この本に書かれている2018年,東海大は往路9位,復路4位で,総合5位となった。

 だが,これで良しとせず,上を目指したからこその,翌2019年の総合優勝につながったのだろう。これからの活躍も期待している。



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千葉の鉄道 ぶらり途中下車 [本]


千葉の鉄道 ぶらり途中下車

千葉の鉄道 ぶらり途中下車

  • 作者: 山下 ルミコ
  • 出版社/メーカー: メディア・パル
  • 発売日: 2018/10/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 千葉県内の鉄道沿線の,観光名所や,史跡などを案内した本。

 大きくJR線,私鉄に章立てされていて,その中で,各路線の駅ごとに,名所が案内されています。
 総武本線,外房線,内房線,東金線,久留里線,成田線,常磐線,武蔵野線,京葉線の千葉県内の駅から。
 また京成電鉄,新京成電鉄,東武野田線,流鉄流山線,銚子電鉄,小湊鐵道,いすみ鉄道,東京メトロ東西線,北総鉄道,東葉高速鉄道,芝山鉄道,千葉都市モノレール,成田スカイアクセス線,つくばエクスプレス。
 千葉県内にはこれだけの鉄道が走っているんだなというのがあります。あ,こんな路線があったんだという。
 どちらかといえば,名所,史跡などに重点が置かれています。
 例えば内房線に乗ったら,東京ドイツ村とかマザー牧場とかが沿線にあるな,というか。

 鉄道や列車そのものにはそれほどスポットがあたっていないんだなというのが正直な感想です。

 今度,東京ドイツ村,行ってきます(笑)。袖ヶ浦駅からバスで。



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京成の駅 今昔・昭和の面影 [本]


京成の駅 今昔・昭和の面影 100年の歴史を支えた全駅を紹介 (キャンブックス)

京成の駅 今昔・昭和の面影 100年の歴史を支えた全駅を紹介 (キャンブックス)

  • 作者: 石本 祐吉
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2014/01/30
  • メディア: 単行本

 JTBのキャンブックスシリーズの一冊。
 上野,押上から,成田・千葉方面に路線を広げている京成電鉄の各駅を紹介した本。
 著者自身で撮影された写真,京成電鉄にあった写真で各駅を紹介されている。
 昭和初期のこじんまりした駅から,平成になって建て替えられたあとの駅まで。
 様々な時代の写真を通じて,それぞれの駅がどのように変わってきたがが分かります。

 各駅のデータもすごいです。現在客扱いをしているところだけでなく,,廃駅になってしまったものや橋梁まで紹介されています。

 また,公津の杜新旧ルートや,京成千葉,千葉中央あたりの駅や路線の移転,馬車軌間の1372mmから標準軌の1435mmへの軌間変更など,長い歴史の間に数多くの工事があったのだなあと知りました。

 現在は成田空港への特急スカイライナーが有名ですが,古くには成田山詣での列車や谷津遊園への電車など,古い写真で紹介されていてます。京成さんは昔の車両の行き先表示が目的地ごとに形が違うんだなあと,写真を見ながらしみじみ感じました。



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地球で生きている ヤマザキマリ流人生論 [本]


地球で生きている ヤマザキマリ流人生論

地球で生きている ヤマザキマリ流人生論

  • 作者: ヤマザキ マリ
  • 出版社/メーカー: 海竜社
  • 発売日: 2015/05/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 「テルマエ・ロマエ」や「オリンピア・キュクロス」で知られる漫画家,ヤマザキマリさんの人生論。自伝のような,美術書のような,イタリアの文化というか,そんなヤマザキマリさんが長年住んでいて経験したことが,ふんだんに詰め込まれています。

 ヤマザキマリさんのお母さんがすごい。
 いくら友人がいるからって14歳の娘を一人でヨーロッパに送り出せないよなあ。

 また,17歳で,絵の勉強のため再度イタリアに行き,美術学校に行くことになったヤマザキさんの周囲の人々が癖が強い。イタリア人気質なのでしょうか,いや,それだけで片付けられないような気がします。

 むせ返るほどのイタリアの美術品,コロッセオなどの建造物。
 ヤマザキさんが旅した世界中の場所,人。
 ヤマザキさんが出会った人々が,一癖も二癖もありながら,非常に魅力的に見えてくるのは,ヤマザキさん自身が,その人達をポジティブに受け止めているからなのでしょう。

 アウェイであることを楽しみ,異文化を吸収し続ける気質。むしろ,地球全部がホームなのかもしれません。
 そんな人だから「テルマエ・ロマエ」などの漫画の発想が生まれてくるのだなあと感じました。



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大学駅伝よもやま話 [本]


大学駅伝よもやま話

大学駅伝よもやま話

  • 作者: 出口 庸介
  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2019/03/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 男子の三大駅伝,出雲駅伝,全日本大学駅伝,箱根駅伝。
 それらにまつわるデータを紐解いて解説してくれている本。

 三大駅伝の始まりや,戦前,戦中のときの箱根駅伝のこと。
 大学駅伝の参加校数,コースなどのルールの変遷。
 出雲駅伝って,平成になってからできたんだと初めて知りました。

 駅伝での区間賞や,ごぼう抜き記録など,大量のデータから,駅伝の歴史を知ることができます。

 私個人的には「風が強く吹いている」(三浦しをん・著)を読んで,また東洋大の柏原竜二さんの走りを見てから,駅伝にはまったので,それ以前のいろいろな知識やトリビアを読んで,そうなんだ~と,また改めて駅伝の歴史にはまりつつあります。

 筆者は日本体育大学で主務を務めた方。だからこその駅伝愛と,緻密なデータなのだと感じます。



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かがみの孤城 [本]


かがみの孤城

かがみの孤城

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2017/05/11
  • メディア: 単行本

 安西こころは,中学に入学したばかりのとき,クラスメイトからのいじめがきっかけで不登校になっている。
 母親とフリースクールに行くと約束したものの,当日になると腹痛で行けなくなる。
 母親の期待に応えられない悔しさと,何もわかってもらえない苛立ちと,自分の気持をうまく言葉にできないもどかしさと。
 すると,こころの部屋の鏡が光り輝いて,そこに手を伸ばすと引き込まれて別の世界へ。
 童話に出てくるようなその城にこころを引き込んだのは狼の麺をつけた女の子。“オオカミさま”だった。
 こころと同じようにこの城に呼ばれたのは,7人。すべて中学生だという。はじめは距離をとっているような7人も城に来るたび,変わっていく……。

 前半は,中学校で受けたこころのいじめに,読んでいて辛くなる思いでした。
 学校での友達との距離感,言動,気を使うことが多すぎて,心を擦り減らしていって……なんともやるせないです。

 けれども,そんなこころが7人と出会い,お互い不登校なのだろうなと推測するところから,少しずつ7人が気持ちをさらけ出し,ぶつかりあいながらも信頼関係を築いていく姿。とても引き込まれました。
 城での生活で,変わっていくこころたちの気持ちがなんとも,言葉にならないけれど。

 もしいじめられているのが自分の娘だったら……,胸が痛い。
 想像するだけで辛いです。でも,目をそらしてはいけないんですね。

 読み応えがありました。物語で,ばら撒かれた伏線を次々と回収していて,辻村深月さんは,めちゃめちゃすごいなーと。



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常総学院高校野球部―木内マジックの深層 (B・B MOOK 1288 高校野球名門校シリーズ 14) [雑誌]


常総学院高校野球部―木内マジックの深層 (B・B MOOK 1288 高校野球名門校シリーズ 14)

常総学院高校野球部―木内マジックの深層 (B・B MOOK 1288 高校野球名門校シリーズ 14)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2016/03/14
  • メディア: 雑誌

 ベースボール・マガジン社から出版されている「高校野球名門校シリーズ」の一冊。
 茨城県でいえば,最近は明秀日立,霞ヶ浦,土浦日大など続々と野球に力を入れる高校が増えていますが,常総学院がその先駆けといえるでしょう。

 取手二高で全国制覇を成し遂げた木内幸男監督を迎え,その後の活躍ぶりは茨城県内では誰もが知っています。
 その木内監督流の選手育成や,部長,コーチ,現佐々木力監督へのインタビュー。
 常総学院卒業生へのインタビューも充実。
 元プロ野球選手の島田直也さん,仁志敏久さんなどのインタビューも。

 木内マジックとはいうけれど,実際のところは選手をずっと見ていて,プレーのスタイル,性格,調子の良し悪しなどを熟知して,できることをやっていると感じました。まわりにとってはマジックに見えるけれど木内監督にとっては,当然成功すると思ってやっている戦略なのだということです。
 一にも二にも選手たちを見ること,ただそのレベルがものすごく深いのだと思います。

 現在の佐々木力監督も,木内野球を踏まえた上で,現在のチームに必要だと思うことは貪欲に取り入れていく。敵チームの良さも取り入れる強さがあると感じました。

 このムック本は,2016年(平成28年)に出版されていますが,その後も茨城県内の高校は常総学院をはじめとして,実力をつけてきているのではないでしょうか。

 2018年の夏,茨城県大会決勝は佐々木力監督率いる常総学院と,小菅勲監督率いる土浦日大の対決となりました。監督はともに取手二高で甲子園に出場し,全国制覇を成し遂げたチームメイト。木内イズムを引き継ぐ人々がまた監督になって次の世代を育てているんだと思うと胸が熱くなります。

 ただ……ただ……,持丸修一監督(2003年9月~2007年8月)について,ほぼほぼ触れられていないんですよね。黒歴史にされている感も。竜ヶ崎一高,藤代高,後には専大松戸で甲子園出場を果たした素晴らしい監督だと思いますが。




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刑務所しか居場所がない人たち : 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話 [本]


刑務所しか居場所がない人たち : 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話

刑務所しか居場所がない人たち : 学校では教えてくれない、障害と犯罪の話

  • 作者: 山本 譲司
  • 出版社/メーカー: 大月書店
  • 発売日: 2018/05/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 著者の山本譲司さんは,衆議院議員だったときに,秘書給与流用事件を起こして逮捕,
 判決確定後,控訴をせずに服役することになったが,その刑期のなかで,刑務所では凶悪犯よりも知的障害者が多いことを知る。
 障害があるために,社会で生きるすべを知らず,数百円程度の万引きや食い逃げ事件を起こして刑務所に入る。刑期を終えて刑務所を出ても,暮らす場所も収入もなく再び犯罪を起こして刑務所に帰ってくる。

 そのような累犯障害者(というのは山本さんの造語である)を,出所後に支援し,一定の道筋をつけて社会で暮らしていけるようにするというのが山本さんが目指すあり方なのだと感じた。
 受け入れる側の体制がまだ整っていないようにも感じているが,この本に出てくる「ふるさとの会」の活動で,改善されてきている途上なのだろう。

 もともと中高生向けに書かれた文章なので,非常にわかりやすいし,これからどうしていくか若い人にこそ読んでいただきたい本だと思う。



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けっこう笑えるイギリス人 [本]


けっこう笑えるイギリス人

けっこう笑えるイギリス人

  • 作者: 山形 優子 フットマン
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/06/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 著者の山形優子フットマンさんが,イギリスで暮らし,イギリス人男性と結婚し,イギリスで30年以上暮らすなかで見えてきた,イギリスの良いところ悪いところを書かれている。
 イギリスの医療制度だとか,子育てのあり方とか,暮らしていく上での違いが大きくて良し悪しだなあと。
 笑えるとは銘打っているけれど,じっくり読むと,意見を主張しすぎないなど日本人の悪いところも浮き彫りになって,耳が痛い部分もありました。オイラ国外では暮らせないかも。
 耳は痛いけれど,イギリスでの生活は興味深い点がありました。



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