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地図で楽しむすごい神奈川 [本]

「地図で楽しむすごい神奈川」都道府県研究会 洋泉社

 都道府県研究会で出している本の神奈川県版。
 地形や歴史、交通、運輸文化など、地理的なことがこと細かく書かれています。
 カラー写真も多く見やすいです。

 個人的には神奈川県の鉄道網。
 JRだけではなく、多くの私鉄が走っている神奈川県。オイラの大好きな京浜急行電鉄についても、未成線も含め三浦半島を一周する鉄道計画か、地図に表されています。
 そのほか、複雑な箱根の地形、城ヶ島の地質、スランプ構造など地図と写真で詳しく紹介されています。

 巻末には神奈川県各市町村のデータも掲載。
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陸上王者青学 光と影 [本]


駅伝王者青学 光と影

駅伝王者青学 光と影

  • 作者: 佐藤 俊
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2017/11/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 雑誌『Number』などで執筆しているスポーツライターの筆者が,青山学院大学陸上競技部駅伝チームに密着して書かれたドキュメンタリー。2016年4月~2017年10月の間のルポである。

 青山学院といえば,正月の箱根駅伝で,2015年~2018年を4連覇した,現在の駅伝では強豪チームである。
 だが,いつも順風満帆に練習を続けてこられたのかといえばそうではなく,故障者があったり,調子の上がらない選手があったりと困難を抱え続けてきていたのである。
 原監督がテレビで見せる明るいイメージがあるが,たしかに明るいのだろうが,それでも選手個人個人が意識を持ち,自己管理をしてきているのである。選手たちの主体性,意識が高いのだと感じた。テレビでも紹介された「青トレ」も体幹トレーニングと言われているが,体幹を鍛えることが走りにも表れてくるのである。

 また大きなレースには,やはり4年生の存在が大切だとあった。神野大地,一色恭志という絶対的なエースがいた学年,全体のチームワークが揃って力を出した学年と,その年のカラーが合って面白い。

 今後のレースを見るときも,表には出てこないが選手たちの努力やチームを支える人々のことを想像していこうと思った。


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もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら 青のりMAX [本]


もし文豪たちがカップ焼きそばの 作り方を書いたら 青のりMAX

もし文豪たちがカップ焼きそばの 作り方を書いたら 青のりMAX

  • 作者: 神田 桂一
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2017/12/07
  • メディア: 単行本


 前作の「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」略して『もしそば』の続編。
 前書きと後書きは前作同様に村上春樹っぽい文体なのですが,前作の100人からパワーアップして新たに120人の文豪たちの文体です。
 そして,ただただカップ焼きそばの作り方のようなものが書かれています。「のようなもの」とかいたのは,宣伝会議とか,献辞とかそもそも作り方ではないものもあって(笑),でもカップ焼きそばなのです。

 ラインナップをみると,樋口一葉,野坂昭如,永井荷風,司馬遼太郎など,日本文学史にも名前の上がる文豪。ゲーテ,ヘミングウェイ,カミュなど,海外の文豪。羽田圭介,川上未映子,綿矢りさ,朝井リョウなど,若手小説家文豪。
 そして,2ちゃんねる,はてなブックマーク,炎上CM,ガチャピン,ムックなど,はて文豪か,そもそも人間なのか分からないものも。

 そして,オイラ心に響いたのが,平野レミとか,若林正恭とか,高橋みなみとか,文豪からは遠い方々。
 最近あんまり本を読んでないしなー。

 で,この中の司馬遼太郎のものを読んで思い出したのが,清水義範の「猿蟹の賦」です。
 『もしそば』もパスティーシュ(文体の模倣)だったんだなあ。

 巻末の解説の黒柳徹子さんの文体模写がもう徹子さんとしか思えない(笑)。

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もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら [本]


もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら

もし文豪たちが カップ焼きそばの作り方を書いたら

  • 作者: 神田 桂一
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2017/06/07
  • メディア: 単行本



 前書きには,「この本には『カップ焼きそばの作り方について』が書かれている。それ以上でもそれ以下でもない」とある。
 それが,様々な文豪の文体で書かれているのである。この前書きすら,村上春樹の文体で書かれている。

 ただただカップ焼きそばを作るだけなのに。村上春樹が書いたら。太宰治が書いたら。川端康成が書いたら。夏目漱石が書いたら。
 もう,なんとも可笑しい。可笑しみがある。こんな文体で書きそうだなあと思える。

 文体模写をされた文豪たちは,百にも及ぶ。太宰治,志賀直哉,芥川龍之介など,紛うことなき文豪から,ヒカキン,西野亮廣,ラッパーの詩集など,文豪とは言い難い人,迷惑メール,インスタグラムなど,そもそも文学とは言えないのではないかというものなど,数多の文体で,カップ焼きそばの作り方が書かれている。

 オイラの心に響いてしまったのは,文豪とは言い難い方のヒカキンと,西野亮廣であった。ハハハ。めっちゃ言いそうなんだもん。

 読んだらカップ焼きそばが食べたくなった。そして,又吉直樹風の「火ップやきそ花」に出てくる神谷が言っていた,かやくは麺の下に入れるを励行した。これだとかやくが蓋につかない。いいことを知った。ありがたい。

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文筆系トークバラエティ ご本出しときますね [本]


ご本、出しときますね?

ご本、出しときますね?

  • 作者:  
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2017/04/25
  • メディア: 単行本


 オードリー若林正恭さんは、アメトーークの読書芸人の会にも何度か出られているように、読書をこよなく愛している。文庫本の解説や、帯などにも若林さんの名前が見られますが、その読書家の若林さんが数々の作家をゲストにトークした番組『ご本出しときますね?』を書籍化したもの。

 作家さんに対して、堅いイメージを持っていたのですが、とても面白い人々だなあと感じました。
 西加奈子さんのトークがめちゃめちゃ面白かったです。
 『コンビニ人間』の村田沙耶香さんは、あれだけ売れても週三日コンビニのバイトをしていて、バイトの日の方が筆が進むとのこと。
 ほかにも作家さん同士の関係だとか、小説を書くときのこととか、作家さんたちの姿の断片をみられたような気がしてよかったです。

 個人的には未読の作家さんも多かったため、これをきっかけに読んでいきたいと思いました。

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陸王 [本]


陸王

陸王

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/07/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 TVドラマとしても話題になった作品の原作小説。
 池井戸潤さんは「下町ロケット」「オレたちバブル入行組」などの企業を舞台に多くの小説を書かれている。

 埼玉県行田市にある足袋製造をする中小企業のこはぜ屋。宮沢紘一は,百年続いたこはぜ屋の社長である。
 足袋が日常の履物であった時代は遠ざかり,行田に何軒もあった足袋屋は日に日に数を減らし,先細っていくばかりの業種である。
 業績も将来的に伸びが見込めないなか,宮沢は新規事業へと乗り出す。それは,マラソン足袋と言われている,陸上競技用のシューズであった。

 会社の中の人々はそれぞれ危機感を持っているが,新規事業を進めるべきだと考える宮沢に対し経理担当の富島玄三は気が進まない。
 いざ,陸上競技用の,マラソン足袋「陸王」開発が始まっても,様々な困難が次々とあって……。

 展開にドキドキしながら,読みながらこはぜ屋を応援したい気持ちになった。
 運転資金がない,対外的に大きな信用もない,といった中小企業の苦悩と,それでもそれを乗り越えて「陸王」を商品として生み出そうとする人々の絶え間ない努力を感じた。
 ダイワ食品陸上部の選手,茂木裕人も怪我の苦しみと大手シューズメーカーからのサポート打ち切りに落胆していた。だが「陸王」で走法を変え,再起を図ろうとする。

 資金力に勝る大企業に対して,独自の技術で製品をつくる中小企業。分かりやすい図式ですが,中小企業の中の人々やそこに関わる人々の心情がとても伝わってきたように思う。

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関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行 ハンガリー、クロアチア、スウェーデン、ポルトガルを過ごした40日間 [本]


関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行: ハンガリー、クロアチア、スウェーデン、ポルトガルを過ごした40日間

関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行: ハンガリー、クロアチア、スウェーデン、ポルトガルを過ごした40日間

  • 作者: 関口 知宏
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2017/10/31
  • メディア: 単行本


 俳優、ミュージシャンと多彩な活動をしている、関口知宏さんの旅日記シリーズの一冊。
 この巻は、ハンガリー、クロアチア、スウェーデン、ポルトガルの4か国をそれぞれ10日間ずつ、合計40日の旅日記。
 イラストがとてもきれいです。

 ハンガリーは、頑なに正しさにこだわる真面目な人たち。
 クロアチアは、温和で大らかな人たち。だが紛争の爪痕があちこちに残っている。
 スウェーデンは個人主義で合理主義。無駄を排除し極めてシンプルな生活。
 ポルトガルはラテン系の楽観的な国民性。人々にオトナであるという気質を感じるそう。

 ヨーロッパのくくりではありながら、それぞれカラーが違う。北のゲルマン系、南のラテン系だけではくくれない多様さがあること、それが世間一般のその国のイメージと似て非なるところがたくさんあった。

 それにしても、関口知宏さんのコミュ力の高さといったら。素晴らしいとしか言いようがない。すごい。

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身の丈にあった勉強法 [本]


身の丈にあった勉強法

身の丈にあった勉強法

  • 作者: 菅 広文
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/11/02
  • メディア: 単行本


 高学歴といわれているお笑いコンビ,ロザンの菅広文さんが,勉強法について書かれた本。

 「京大芸人」の相方,宇治原史規さんとは,大阪教育大付属高等学校天王寺校舎で出会う。そしてお笑いコンビを組むに当たり,宇治原さんに京大に行くよう勧めたのは菅さんである。

 菅さんが「京大芸人」「京大少年」の中で書かれていた,宇治原さんの勉強法は,普通の人にとっては意味がないと書かれている。
 たとえば,1日11時間勉強する。そんなのは一般人には無理。

 それなら,どうすればいいか,宇治原さんの勉強法も踏まえつつ,その中から普通の人に役に立つと思われる勉強法を紹介しています。
 はて,紹介していると言っていいのでしょうか。
 とにかく,文章が面白くて,けどあんまり大きな声も出せずにニヤニヤ,ブヒブヒ言っている状態です。
 面白いです。あっという間に読んでしまって,でもまあ,勉強法というよりなんか勉強が絡んだ面白いエッセイを読んでいるような感じです。
 菅さん,自分自身のことを「中学歴」って書いているけれど,そんな卑下しなくてもいいのに。

 何が頭に残っているのは自分でもよくわかりませんが,なんだかんだ言っても菅さんと宇治原さんは仲がいいんだなと感じます。


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スマホゲーム依存症 [本]


スマホゲーム依存症

スマホゲーム依存症

  • 作者: 樋口進
  • 出版社/メーカー: 内外出版社
  • 発売日: 2017/12/26
  • メディア: 単行本


 精神科医の著者が,「スマホゲーム依存」と,それからの回復を目指した治療について書かれた本。

 「スマホゲーム依存」からの回復の難しさは,インターネット,スマホが生活の必需品になり,それ無しで生活していくことが非常に難しくなってしまったことである。「アルコール依存症」「ギャンブル依存症」の場合,アルコールは摂取しない,ギャンブルはやらない,といった,断って依存から抜け出す方法が取られる。

 スマホ依存はグレーであり,ゲーム以外のことでスマホを使っているときに,ゲームからのプッシュ通知があると,それをきっかけにスマホのゲームを始めてしまう。
 スマホゲームは,はじめは無料でインストール,登録ができ,ゲームを始めるためのハードルは低い。
 また,ガチャと言われる,ゲームを有利に進めるアイテムを得るためのシステムがある。より良いアイテムを得るために課金をし,場合によっては課金が高額となってしまう。はじめは通勤の合間,ちょっとしたスキマ時間にやっていたものが,次第に生活を脅かすほど長時間ゲームにのめり込むようになる。
 精神科医の立場から,依存症になるまでの過程,ネット依存の特徴などが書かれている。

 また,ネット依存かどうかを判定する診断ガイドライン,ネット依存から立ち直る治療のプログラムなどが書かれている。

 高1の長女ひでひ子(仮)に勧められ,ついついハマってしまったゲームがいくつかあるのですが,オイラ自身「課金はダメ,ゼッタイ」のラインを引いておきたいと思った。とにかく眼精疲労と視力低下がひどいのです。ひでひ子にも釘を差しておかねば。

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関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行 オランダ,ベルギー,オーストリア,チェコの40日間 [本]


関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行: オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコの40日間

関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行: オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコの40日間

  • 作者: 関口 知宏
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2016/09/27
  • メディア: 単行本


 俳優の関口知宏さんが,8年ぶりに鉄道の旅をして,その旅の記録と,描いてきた絵日記を書籍にしたもの。

 オランダ,ベルギー,オーストリア,チェコの4か国をそれぞれ鉄道で10日間ずつ巡られた。
 街の人達と触れ合い,さまざまな場所へ行く。本を読みながら追体験しているような気分になる。

 鉄道メインのようでいて,実のところそれぞれの国の人々に触れ合ってきた日記なのでは。

 ヨーロッパの国はそれほど大きくはないのに,人々の個性がそれぞれあるのだと感じされられた。
 オランダでは倹約家で現実主義,それは,水害や地盤沈下に対応するため生まれた気質なのではないか。
 ベルギーではオランダ語を話すフランダース地方とフランス語を話すワロン地方,さらにドイツ国境近くではドイツ語も話され,多種多様な人々が互いに理解しようとしている。
 オーストリアも多民族国家で,民族が入り混じって発展してきた国でもあるため,移民には寛容。無邪気さとポジティブさ。力による支配でなく協調。
 チェコは長い歴史の中で大国に翻弄され,言いたいことを飲み込んでしまう内向きさもある。日本に似ているところがあるそうだ。

 政治的な国境線だけでなく,言葉,民族,さまざまなものが入り混じって,しかしながらそれぞれの国の特徴があるんだなあと感じた。

 さらに,関口さんが色鉛筆で書いた絵がとてもきれい。字もきれい。なんでもできる子だな。
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