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皇室,小説,ふらふら鉄道のこと。 [本]


皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

皇室、小説、ふらふら鉄道のこと。

  • 作者: 原 武史
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/02/27
  • メディア: 単行本

 政治学者であり,なおかつ鉄学者である原武史さんと,小説家の三浦しをんさんの対談。
 哲学じゃないですよ。鉄学です。鉄道オタクです。
 三浦しをんさんも,オタク気質のある方です。

 5回の対談ですが,2016年6月から2018年8月までの間に,イギリスのEU離脱が決まったり,天皇が「生前退位」の意向を示されたりと,大変歴史的な出来事がありました。

 特に「生前退位」に関しては,原さんの専門分野でもあり,微に入り細に入り話されているのがとても印象的でした。一般庶民にはわからないことを,歴史的なことや,皇室のしきたりなど,様々な角度から話されていたのが印象的です。

 原さんの膨大な知識量と,その話を聞き適切な相槌を打ったり,ときには鋭く切り込む三浦さんの対談。お二方の丁丁発止のやり取りに,そうだったのか~と感心するばかりです。

 内容が濃すぎて,オイラの頭の中に入っていかないのは,オイラの頭が悪いだけ。
 濃さを伝えきれてないのも,オイラの語彙力が貧しいだけです。マジごめん。



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小田急沿線の不思議と謎 (じっぴコンパクト新書) [本]


小田急沿線の不思議と謎 (じっぴコンパクト新書)

小田急沿線の不思議と謎 (じっぴコンパクト新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2015/01/29
  • メディア: 新書


 「~沿線の不思議と謎」シリーズ化されている本の,小田急線版。
 小田急沿線の様々な雑学や豆知識,歴史的な背景などについて。
 車両とか線路などの施設の記述もあって良かったです。

 小田急は,東北沢~世田谷代田の地下化,新宿~登戸の複々線化など,様々な都市開発事業にも参加しています。
 沿線人口の増加とラッシュアワーの緩和,開かずの踏切の解消への対策として行ってきた事業が最初の章にあり,非常に興味深く読みました。

 また,祖師ヶ谷大蔵のウルトラマン商店街とか,街ブラ的な内容もあります。ウルトラマン商店街,また行きたいなあ。

 多摩線延伸計画や,小田急創生期の様々な紆余曲折もみて,でも先見の明があったなと感じます。

 少し残念なのが,ちょいちょい見られた誤植です。本来「,」を打つべきところが「。」だったり,本文ではないですが,表の「百合ヶ丘」が「百合丘」になっていたり,校正の素人でもおやって思うところがありました。
 奥付を見たら,第3刷になっていたので,初版第1刷がでたあとの訂正もなかったのか?と。
 実業之日本社は個人的に結構好きな出版社でもあるので,頑張っていただきたいです。



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白をつなぐ [本]


白をつなぐ

白をつなぐ

  • 作者: まはら 三桃
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2015/10/21
  • メディア: 単行本

 まはら三桃さんによる,都道府県駅伝の小説。

 一月に広島で開催される都道府県対抗男子駅伝。
 県を代表して,中学生から社会人までの幅広い年齢の選手が,故郷の県のために襷をつなぐ。
 それぞれの選手,コーチ,監督が,それぞれの思いを抱いて走る。

 駅伝,めっちゃいいですよ。
 物語としては,誰が主人公というわけでもなく,それぞれの視点で,それぞれの思いを走りに昇華させる。それは駅伝を走った選手だけに限らず,補欠,コーチ,監督,それぞれの思いを持って,一本の襷をつなぐ。
 この中の誰もが主人公であり,群像劇だなというのは感じました。

 福岡県代表のチーム,中学生の山野海人,佐々木和,斎藤湊,高校生の沢田瞬太,谷山林太郎,川原大貴,大学生の水島颯,実業団の吉武弘一。そして監督の熊沢速一,コーチ澄川佑太,小野仁。
 場面ごとに,それぞれの人物の思いがつながっていくんだと感じました。
 そして,物語全体を「白」がつないでいます。

 やっぱり,ほとんど恋愛要素のない男子の群像劇って好きかも。
 登場人物の一部にちょっとだけ恋愛要素あります。でもほぼ走っています。


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ふむふむ: おしえて、お仕事! [本]


ふむふむ: おしえて、お仕事! (新潮文庫)

ふむふむ: おしえて、お仕事! (新潮文庫)

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/04/30
  • メディア: 文庫
 三浦しをんさんが,様々な職業の女性にインタビューをした本。

 三浦さんは「仏果を得ず」で文楽の太夫,「舟を編む」で辞書の編纂者,「神去なあなあ日常」で林業など,様々な職業の人を主人公にした小説を書かれています。
 そんな三浦さんの興味のままに,様々な人から仕事の楽しみ,苦労,生きがいなどをインタビューなさっていて,それらをまとめたもの。

 漫画のプロアシスタント,靴職人,動物園飼育係,フィギュア企画開発,女流義太夫三味線,こんな仕事があるんだなあっていうのを改めて教えてくれた本。インタビューした三浦さんの人柄もあるんでしょうけれど,苦労したことよりも,楽しいこと,仕事で充実していること,など,ものすごくポジティブに読みました。




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地図で読み解く京急沿線 [本]


地図で読み解く京急沿線

地図で読み解く京急沿線

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2019/04/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 「地図と地形でたどる京急沿線」と,本書の帯の宣伝文句のように,京浜急行の路線や,沿線との関係が細かくかかれています。

 章立ては,以下の通り。

Chapter 1 京急全線編

Chapter 2 品川・大森・蒲田編

Chapter 3 羽田・川崎編

Chapter 4 横浜編

Chapter 5 横須賀・三浦半島編


 京急全線,それから,それぞれの地区ごとに,様々な地図と京急線との関わりを書かれています。
 その地図が,古い時代の地図,物によっては明治初期にかかれた鳥瞰図もあったりしてその地図表現だったり,現在とちがう地形だったりしてとても興味深いです。

 京浜急行は,開業した頃,横浜の北と南で電気鉄道会社が違っていて,品川-横浜は京浜電気鉄道,黄金町-浦賀と金沢八景-逗子は湘南電気鉄道が前身となっている。
 そのため,北と南でルートや駅の数などにも違いがあるそうです。
 
 京浜急行の歴史的なことは色々読んだけれども,開業した頃や,まだ京浜電気鉄道の古い路線図をみると,まだここが開業していなかったのだなとか,開業するつもりで線はひいてあるけれどその後路線のが凍結されて未成線になってしまったのだな,などということが実際に見られて面白いです。
 
 昭和初期の沿線の案内図,戦前の三浦半島の地図には,軍の重要施設などもたくさんあったのだな。ただ,それは地図上から消されていたけれど,要塞地帯区域線(実際には,旧字体の要塞地帶區域線,ブログで出るだろうか?)がひかれていたのだな。
 そういえば横須賀の米軍基地や海上自衛隊の基地なども,旧海軍施設が流用されたのだなといろいろ考えてしまったのです。

 1回ではとても読みこなせないのです。何回でも読みたいです。地図を見るたびに,地理・歴史的な新しい発見があるんだろうなと思います。楽しいことです。


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もじもじもじ鉄 [本]


もじもじもじ鉄 鉄道の書体とデザインほぼぜんぶ

もじもじもじ鉄 鉄道の書体とデザインほぼぜんぶ

  • 作者: 石川祐基
  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • 発売日: 2019/01/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 駅名標や駅構内案内図などの鉄道の文字デザインについて詳しくかかれた「もじ鉄」の石川祐基さんによる、鉄道文字本。

 鉄道文字好き、すなわち「もじ鉄」の石川さんが、もじ鉄的にエモい鉄道会社のデザインを担当したクリエイターにインタビューした「もしもし教えて!!中の人」。
 全国の地下鉄の駅名標や駅構内サインを特集した「どれどれ比べて!!地下鉄サイン」。
 モリサワ、SCREEN、イワタ、ダイナフォントの4社のフォントメーカーに分けて、駅名標や駅構内サインを集めた「これこれ調べて!!フォントメーカー別駅名標図鑑」。

 どれも、駅名票、駅構内サインに並々ならぬ敬意と愛情を注いだ文と写真。
 まさにもじ鉄。

 個人的には、オイラも京急好きなので京急のデザインをなさったi Design inc.の方へのインタビューが面白かったです。
 それから、徐々に新ゴに置き換えられつつあるのですが、京急だけのオリジナル書体とその見本。なんかええもん見せていただいたと感激しております。

 これの書体見本な。現在は金沢文庫駅も新ゴに置き換えられたらしいけど。


 これ読んで、オイラもモリサワの「新ゴ B」がほしくなりました。何に使うかは謎ですが。そして結構高いんだよね。モリサワフォント(笑)。


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ぐるぐる♡博物館 [本]


ぐるぐる♡博物館

ぐるぐる♡博物館

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2017/06/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 三浦しをんさんが,日本のいろいろな博物館を見に行き,それをレポートした本。
 10の博物館と,おまけとして3館について紹介。

 博物館というと,お堅いイメージもあるが,お堅いものだけでなく,面白いもの,ゆるいもの,ニッチなもの,地元の人達とのふれあいも感じられるものと様々である。
 それが,三浦さんの文章でとても面白くなっている。

 上野の国立科学博物館は,オイラもわりと行く博物館だが,猿人やフローレス原人などのくだりは,見てはいたけれどそこまで細かい知識として知らなかったのである。

 また石ノ森萬画館は,この本を読んでぜひとも行きたくなった。
 まず宮城県石巻市まで行くのがオイラにとってハードルが高いのだが,宮城に行くことがあったらぜひともルートに入れたい。



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箱根登山鉄道125年のあゆみ (キャンブックス) [本]


箱根登山鉄道125年のあゆみ (キャンブックス)

箱根登山鉄道125年のあゆみ (キャンブックス)

  • 作者: 生方良雄
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2013/09/14
  • メディア: 単行本

 JTBのキャンブックスシリーズの1冊。
 箱根登山鉄道は,箱根観光の際にぜひとも活用したい本格的な山岳鉄道路線である。
 箱根登山鉄道の前身,小田原馬車鉄道が国府津-小田原-湯元間を開業させたのは明治21年(1888年)。この本が発行された平成25年(2013年)は,それから125年にあたる。
 それまでの小田原馬車鉄道,小田原電気鉄道,箱根登山鉄道の歴史を,多くの写真や図をもとに詳細に記述された本。

 鉄道の写真も豊富だし,ポスターやきっぷ,歴史的な資料もたくさん載っている。
 歴代の車両も写真の残っているものはほぼ網羅されている。
 チキ1形から,車両の鋼体化・複電圧化などの改造を経てモハ1型になるなど,車歴の表や,今までの車両の図面もある。

 ラックレール(歯軌条式鉄道)を使わない粘着式の鉄道では最高の勾配80‰(パーミル)や半径30mの急な曲線,3か所のスイッチバックなど,天下の険を登るべく,山岳鉄道としての技術が集められている。
 それから,軌間の違う小田急線との相互乗り入れのため,三線軌条があるなど,鉄道好きにはたまらない路線だが,微に入り細に入り記載されていると思う。

 個人的に,細かいスペック表などは読み飛ばしてしまったところもあるけれど,綿密に調べたいときにはとても役に立つと思う。

 個人的に,箱根登山鉄道の車両について調べたいと思っていただけなのだけれど,写真と資料がとても充実していてとてもいいと感じた。



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アンマーとぼくら [本]


アンマーとぼくら

アンマーとぼくら

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: 単行本

 有川浩さん二連続。

 アンマーというのは沖縄の言葉でお母さんという意味。

 リョウのお母さんが亡くなった後、人間として子供っぽくてしょうがない父親が、再婚した。リョウはまだお母さんを亡くした悲しみから立ち上がれないのに。
 新しいおかあさんの晴子さんはいい人だ。だけど複雑な思いも。

 進学を期に沖縄から東京に出て、就職も東京で。ほとんど帰省らしい帰省もしなかったリョウが三十二歳、沖縄のおかあさんのところに帰った三日間の話。

 有川さんってなんて人の心の柔らかいところをついてくるんだろう。
 はじめは反発していたリョウと、そのリョウの気持ちを受け入れる晴子さん。

 超絶ざっくり言うと、家族愛なんでしょう。
 沖縄の風景もあり、自然の広大な温かさ。それと時おり見せる厳しさ。そんな情景が主人公の心情と重なって。

 うああああ。オイラ涙が止まりません。オイラのなかにこんなに水分があったとは。
 人前では読めません。



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旅猫リポート [本]


旅猫リポート

旅猫リポート

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/11/15
  • メディア: 単行本

 福士蒼汰さん主演の映画の原作本。

 主人公、宮脇悟は、ある事情から飼い猫のナナを手放さなければならなくなる。
 ナナを安心して任せられる飼い主を見つけるべく、サトルとナナは銀色のワゴンに乗って旅をするのだが……。

 語彙力がないですが、サトルと、その友人たちの関係や心の動きが、まあ染みるほどに伝わってきます。
 それぞれ事情を持っていて、切なく、悲しみもあるなかの関わりというか、ああ、サトルはいいやつだ。

 あれ、オイラ何でこんなに泣いているんだろう。こんなにも心揺さぶられるって。
 不快ではない。むしろ心地よい思いなのですが、人前では読めないです。



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