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京急電鉄のひみつ [本]


京急電鉄のひみつ

京急電鉄のひみつ

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/09/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 「赤い電車」でお馴染みの京急電鉄のことが、これでもかと詰め込まれている1冊。
 オールカラーでこってりみっちりと京急ネタがあってオイラ歓喜。

 京急は沿線の人ばかりでなく、オイラも含めて他の地域のファンもとても多いです。そんな京急の魅力が紹介されています。

 京急の路線や駅、現役から引退した歴史的な車両、京急トリビア、大師電気鉄道から始まる京急の歴史など、余すところなく載っています。

 以前、ネットや他の京急本で読んだことも、この本を読んで改めてこんなこともあるんだ~、と再確認。中身がとても充実しています。これからも繰り返し読みたいなあ。
 で、読んだら京急に乗りたくなること請け合い。




 で、次は京成電鉄いきます。さらにその次は京阪電鉄(笑)。京成と京阪は図書館で借りたけど。

置かれた場所で咲きなさい [本]


置かれた場所で咲きなさい

置かれた場所で咲きなさい

  • 作者: 渡辺 和子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 渡辺和子さんは、キリスト教カトリックの修道女で、ノートルダム清心学園理事長在任中にこの本を書かれました。心の有り様について優しい文章で書かれていて、ベストセラーにもなった本です。

 修道院に入り、様々な修練をなさってから、岡山のノートルダム清心女子大学に派遣され、間もなく学長に任命される。
 渡辺和子さんが、生まれ故郷でもない岡山で、なにかと表に立たなければならない学長となり、もう修道院をやめてしまおうかと思ったとき、一人の宣教師からもらった詩が渡辺さんを変えた。
 「置かれた場所で咲きなさい」

 その言葉は、諦めてしまうのではなく、今、置かれているその場所、環境でどれだけ頑張るかが大切かを伝えてくれる。
 環境は自分では変えられないけれど、どう思うか、どう頑張るかは自分で変えることができる。

 渡辺和子さんの一つ一つの言葉は、これでいいんだよと思わせてくれる優しい言葉です。
 置かれた場所て頑張るのは当然のことだと思いますが、その上でどう思って生きていくのかを意識させてくれる本です。


我ら荒野の七重奏 [本]


我ら荒野の七重奏

我ら荒野の七重奏

  • 作者: 加納 朋子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/11/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 山田陽子は,編集者。会社員でバリバリ働くキャリアウーマン。いいたいことはずけずけ言うタイプ。
 陽子の家族はのんびり者の夫,信介と,息子の陽介。
 陽子たちは家族で信介の上司に誘われ,上司の息子が入っている学校の吹奏楽部の定期演奏会を聴きに行く。
 その演奏会で,陽介はトランペットに魅せられ,吹奏楽部に入りたい,その中学校を受験すると言い始めるが……。

 そういえば登場人物に覚えがあるなあと思ったら,「七人の敵がいる」のその続きでした。
 「七人の敵がいる」では小学校のPTAで大暴れ(笑)ですが,「我ら荒野の七重奏」では,中学校での吹奏楽部を舞台に,顧問や,効率の悪い保護者会に物申す。
 成長した陽子は「動かざること山田の如し」と,何とか我慢をしようとするものの……。

 中学受験は大変だなあと,今春中学に入学した娘を持つ親としては神妙な顔になってしまいます。いや,うちは公立中だけど。ノーお受験だけど。他人ごとながら,本当に大変。

 それから,いま中学校の,しかも吹奏楽部の保護者として「あるある」「いやここまでひどくない(笑)」など,陽子の周囲で起こる出来事に笑いながら読みました。
 でも,陽子が驀進していく様が何とも痛快です。言いたいことも言えないオイラとは真逆。だから面白いのか。そうか。
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「奇跡の自然」の守りかた: 三浦半島・小網代の谷から [本]


「奇跡の自然」の守りかた: 三浦半島・小網代の谷から (ちくまプリマー新書)

「奇跡の自然」の守りかた: 三浦半島・小網代の谷から (ちくまプリマー新書)

  • 作者: 岸 由二
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2016/05/09
  • メディア: 新書


 神奈川県三浦半島の先端、小網代の谷は、奇跡の自然だ。
 何が奇跡なのかというと、一つの流域、川が雨水を集める流れ始める源流から河口まで自然が残っていることである。

 たくさんの偶然が重なって、小網代の森の自然は残ったといってもいい。
 古くは水田があったところにゴルフ場の開発などが計画されながらも、開発が進捗せず長い時間に手付かずの自然となった。また、開発計画の途中でバブルが崩壊して積極的にゴルフ場開発ができなくなった。
 大規模な開発計画があったからこそ、住宅などが細分化されて建たずに、手付かずで放置されていたのである。

 また、バブル絶頂時のリゾート開発のときからも
、この貴重な自然を残していくのに、様々な議論が調整が繰り返されたのが読んでいてよく分かる。
 「ポラーノ村を考える会」「小網代の森を守る会」「小網代野外活動調整会議」など、それぞれの時期で、開発計画の主体であった京浜急行電鉄、市や県などに小網代の自然保護の大切さを伝え保護のため活動してきた。
 その活動の効果もあり、小網代の谷はついに保全地域となる。

 この自然保護の方法が面白い。
 自然に任せ人間の関わりを絶つわけではない。
 むしろ生物多様性を持つ理想的な湿地帯を保つため、ササを刈ったり川の流路を変えたりした。
 また木道を整備し、人が与える影響を最低限に抑えるようにした。

 人間が自然に手を入れることについて反対する外部の意見もあった。しかし放っておくと、湿原は乾燥していき、ササなど乾燥した陸地の植物が生え、生物相が変わっていってしまう。
 森や、川、湿原の動植物が多様性を持ったまま生きていける自然を、懸命に手を掛けて保っているのである。

 現在、小網代の谷はいくつかのルールを守れば誰でも無料で入ることができる。木道の上のみを歩く、動植物を採集しないなど、ごく当たり前のことである。
 いつか小網代の谷に行きたいと思う。そして、心ゆくまで動植物を観察したい。


山手線と東海道新幹線では、どちらが儲かっているのか? [本]


山手線と東海道新幹線はどちらが儲かっているのか?【改訂版】

山手線と東海道新幹線はどちらが儲かっているのか?【改訂版】

  • 作者: 中嶋 茂夫
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2012/05/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 タイトルの山手線と東海道新幹線を比較しながら、どちらが儲かっているかだけではなく、JRグループ各社のビジネスモデルを様々挙げられて紹介されている本です。
 カシオペアやトワイライトエクスプレスの高級寝台列車、大阪環状線に40年前の車両が走っている訳など、JR各社の戦略のあれこれがあって興味深く読みました。

 2010年に出版された本なので、トワイライトエクスプレスなど、惜しまれつつ廃止された列車や、このときよりも新たに営業を始めた列車もありますが、JRの戦略や
国鉄時代にはできなかった新しいことなどをこの本でたくさん知ったように思います。


成功者K [本]


成功者K

成功者K

  • 作者: 羽田圭介
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/03/09
  • メディア: 単行本


 売れない作家であったKが、芥川賞受賞。
 それをきっかけに生活が激変する。著者の自伝的小説。フィクションだよねこれ。

 成功しだしてからの成功者Kの成功っぷり、人生の勝ち組っぷりに一般人のオイラには腹立たしく、はよ落伍者Kになれと黒い心で読んでおりました。
 たぶんこの小説が悪いわけではなく、オイラの心が黒いだけですごめんなさい。


しんせかい [本]


しんせかい

しんせかい

  • 作者: 山下 澄人
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/10/31
  • メディア: 単行本


 著者の山下澄人さんは、「北の国から」などの脚本を書いた倉本聰さんが主宰する「富良野塾」の二期生。
 その富良野塾の体験を小説として書かれている本です。
 独特の表現があり、世界に入るまでが難しくも感じました。ただ主人公スミトの心情や、【谷】とここで呼ばれている塾での、二期生同士、あるいは先輩である一期生との関係や心情が表されていたと思います。

 単行本には、この塾の試験を受ける前日をモデルにした「率直に言って 覚えていないのだ、あの晩、実際に自殺をしたのかどうか」も収録。こちらも独特な世界観があります。


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京都鉄道博物館のすべて [本]


京都鉄道博物館のすべて (JTBのムック)

京都鉄道博物館のすべて (JTBのムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2016/04/20
  • メディア: ムック


 2016年に開館した京都鉄道博物館のガイド本。
 京都鉄道博物館の展示、博物館の車両の解説、博物館グルメ、博物館近辺のいろいろな観光施設など、盛りだくさん。
 鉄道好きにはたまらないですね。 
 見ていて行きたくなります。


ブッダも笑う仏教のはなし [本]


ブッダも笑う仏教のはなし

ブッダも笑う仏教のはなし

  • 作者: 笑い飯 哲夫
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2016/01/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 笑い飯 哲夫さんによる、仏教の本。
 哲夫さんは「抜き打ち荷物チェック」で般若心経を写したメモを持っていたのがきっかけで、仏教好きをいじられるようになり、そこから仏教関係の仕事のオファーが来るようになったそうです。
 その哲夫さんが、仏教に関することを面白く分かりやすく紹介してくださっています。
 例えば、仏教開祖の人、お釈迦さま、つまりブッダのことや、仏教が時を下って様々な形に分かれてきたこと、仏教の様々な宗派の特徴とか、幅広く書かれています。
 お笑い芸人だからこそ、仏教の難しい教義だとかをめちゃめちゃ面白くわかりやすく伝えてくださいます。


サラバ! 下 [本]


サラバ! 下

サラバ! 下

  • 作者: 西 加奈子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/10/29
  • メディア: 単行本


 サラバ!上巻では、姉や母などに翻弄されていた主人公の歩。
 姉を見て育ち、無駄なトラブルにならないよう、上手に世間を渡ってきた歩であった。
 大阪の家族から逃げるように大学は東京に進学し、ここでも上手に暮らし、ライターとして生計を立ててきたが。
 常に何かから逃げていた人生だっのであろう。ふとしたことをきっかけに歩の人生は転落する。歩は一人、エジプトに向かう。

  母、父、それぞれの過去。また、親友である須玖、また唯一恋愛感情なしでいられた女友達の鴻上。歩の何かから逃げてきた感情、冷めた無気力さがとても感じられました。

 様々な宗教に救いを求め、巻貝で自分を表現し、もがきながら道を探していく姉。対比的に何にも深く入り込まずそつなくやれればいいという弟。
 しかしながら、転落を機に何かを考え始める歩の心境に共感できる部分は多いです。

 上巻で張られた伏線をみんなすっきり回収できた、そんな気分です。気持ちよく読み終えました。