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京都鉄道博物館のすべて [本]


京都鉄道博物館のすべて (JTBのムック)

京都鉄道博物館のすべて (JTBのムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2016/04/20
  • メディア: ムック


 2016年に開館した京都鉄道博物館のガイド本。
 京都鉄道博物館の展示、博物館の車両の解説、博物館グルメ、博物館近辺のいろいろな観光施設など、盛りだくさん。
 鉄道好きにはたまらないですね。 
 見ていて行きたくなります。


ブッダも笑う仏教のはなし [本]


ブッダも笑う仏教のはなし

ブッダも笑う仏教のはなし

  • 作者: 笑い飯 哲夫
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2016/01/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 笑い飯 哲夫さんによる、仏教の本。
 哲夫さんは「抜き打ち荷物チェック」で般若心経を写したメモを持っていたのがきっかけで、仏教好きをいじられるようになり、そこから仏教関係の仕事のオファーが来るようになったそうです。
 その哲夫さんが、仏教に関することを面白く分かりやすく紹介してくださっています。
 例えば、仏教開祖の人、お釈迦さま、つまりブッダのことや、仏教が時を下って様々な形に分かれてきたこと、仏教の様々な宗派の特徴とか、幅広く書かれています。
 お笑い芸人だからこそ、仏教の難しい教義だとかをめちゃめちゃ面白くわかりやすく伝えてくださいます。


サラバ! 下 [本]


サラバ! 下

サラバ! 下

  • 作者: 西 加奈子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/10/29
  • メディア: 単行本


 サラバ!上巻では、姉や母などに翻弄されていた主人公の歩。
 姉を見て育ち、無駄なトラブルにならないよう、上手に世間を渡ってきた歩であった。
 大阪の家族から逃げるように大学は東京に進学し、ここでも上手に暮らし、ライターとして生計を立ててきたが。
 常に何かから逃げていた人生だっのであろう。ふとしたことをきっかけに歩の人生は転落する。歩は一人、エジプトに向かう。

  母、父、それぞれの過去。また、親友である須玖、また唯一恋愛感情なしでいられた女友達の鴻上。歩の何かから逃げてきた感情、冷めた無気力さがとても感じられました。

 様々な宗教に救いを求め、巻貝で自分を表現し、もがきながら道を探していく姉。対比的に何にも深く入り込まずそつなくやれればいいという弟。
 しかしながら、転落を機に何かを考え始める歩の心境に共感できる部分は多いです。

 上巻で張られた伏線をみんなすっきり回収できた、そんな気分です。気持ちよく読み終えました。


サラバ・上 [本]


サラバ! 上

サラバ! 上

  • 作者: 西 加奈子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/10/29
  • メディア: 単行本


 主人公の圷歩は周囲の個性的でアクの強い家族に翻弄されている。乱暴で大人のいうことを聞かない姉の貴子、自己中心的な母、一家を担っているが存在感の薄い父。
 歩は父の仕事の都合でイランで生まれ、その後帰国したが、小学校に入学して間もなく、今度はエジプトで暮らすことになった。

 歩はそつなく、誰とももめることなく過ごしていたが……。

 以前「アメトーーク」の読書芸人のとき、光浦靖子さんがおすすめされていたのて読んでみました。
 主人公の周辺の人々、とにかく癖が強い。家族の中で浮きがちだった歩。いやあ、気の毒だなあ。ですが、そんな歩の気持ちがよく分かる。西加奈子さんは女性のはずなのに思春期男子の心の内をよく分かって書かれていると感じました。
 また、エジプトに海外赴任している家族の話が詳しく書かれているなあと思ったら西加奈子さん自身もイラン・テヘランとエジプト・カイロで暮らしていた経験があったとのこと。

 下巻が楽しみです。


海の見える理髪店 [本]


海の見える理髪店

海の見える理髪店

  • 作者: 荻原 浩
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/03/25
  • メディア: ハードカバー


 第155回直木賞受賞作。六つの短編が収められています。

 表題作は、主人公が、田舎の海沿いにある理髪店に行く。理髪店の鏡は一枚の絵のよう。海が広がっている。

 年老いた店主は、小気味良く散髪しながら、これまでの人生を語っていく。

 主人公と老店主の会話だけなのに、情景が思い描けました。店主のそれまでの背負ってきたものが、悲しくもあり、温かくもあり。

 それぞれの短編で、父と息子、母と娘など家族の思いや関係が描かれています。単純に温かい訳ではない、家族ならではの遠ざけるような、でもどこかで繋がっていたいような。心に染みます。


ジブリの哲学 [本]


ジブリの哲学――変わるものと変わらないもの

ジブリの哲学――変わるものと変わらないもの

  • 作者: 鈴木 敏夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2011/08/11
  • メディア: 単行本


 スタジオジブリの鈴木敏夫さんが、ジブリにまつわる様々なエッセイや宣伝用の記事、対談などを集めたもの。

 ジブリの宮崎駿さん、高畑勲さんについてのことや、ジブリの映画を作っていく上でのポリシーや、作品に込める思いなど、本当にたくさん知ることができました。
 町工場的なスタイルで、質も良く、商業的に成功する作品を作り続けてきたのは、宮崎さん、高畑さんのカリスマ性だけでなく、ジブリで働くスタッフの力も重要だったのだと感じました。

 この本を読んで、前にも読んだことあるかなあ……と思った文章は「仕事道楽ー新版」にも載っていたものでした。

 鈴木敏夫さんが書かれた文章が余すところなく載っているように思います。ボリュームがすごいです。それぞれの映画ができたときにまつわる話が色々載っていて面白かったです。


だれもが知ってる小さな国 [本]


だれもが知ってる小さな国

だれもが知ってる小さな国

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/10/28
  • メディア: 単行本


 佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」などのコロボックルシリーズを受けて新しく書かれた物語。

 比古(ヒコ)は、「はち屋」の息子で小学3年生。「ハチ屋」とは養蜂業のことで、日本の各地で咲く花の蜜を追いかけて、季節ごとに移動する。
 いつもの夏のように、比古は家族と一緒に北海道の学校に転校してきた。毎年夏限定の生徒で、クラスメイトも知った顔だけど、その年は僕のほかにもう一人転校生がいた。その子の名前は比売(ヒメ)で、今年からお父さんが「ハチ屋」の跡を継ぐという。

 ヒコとコロボックルの出会い、北海道の花々や木々の風景、ヒコやヒメの心情などが生き生きと描かれていて、有川さんの文章のすごさを改めて感じました。自然の中、特に木や草花の描写が素晴らしい。
 佐藤さとるさんのコロボックルシリーズを受けて書かれていますが、有川さんらしい、幸せな気分になる一冊です。


ない仕事の作り方 [本]


「ない仕事」の作り方

「ない仕事」の作り方

  • 作者: みうら じゅん
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/11/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 「ゆるキャラ」「マイブーム」「見仏記」などで知られるみうらじゅんさんの本。

 ひこにゃんやくまモン、バリィさんなど、ゆるキャラがブームになり今では安定した人気を保っています。みうらじゅんさんは、その「ゆるキャラ」という言葉を生み出し、世間に認知させた人です。
 ジャンル分けがないものに、名前をつけ、それが面白いものなんだよと売り込む、面白いかどうかじゃなくてとにかくそれを好きになって周りの人々に言いまくる、そうしてたくさんのブームを作ってこられました。
 目の付け所が何ともニッチというか、新しいブームは思いがけないところから生まれるものだなあと感じました。
 漫画家でもあり、エッセイストでもあり、ミュージシャンでもあるみうらさんだからあれだけのブームになったんだろうという気もします。


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THE京急電鉄 [本]


THE 京急電鉄

THE 京急電鉄

  • 作者: 広岡 友紀
  • 出版社/メーカー: 彩流社
  • 発売日: 2015/07/22
  • メディア: 単行本


 THE京急本。
 京急電鉄の路線、沿線の名所、京急電鉄の沿革、車輌とくまなく書かれているムック本。

 著者の広岡さんのマニアックなまでの車輌の解説がいいです。
 また、オールカラーで現役の800形1500形2100形新1000形が写真と詳しい解説文で紹介されています。
 名車、旧1000形についての文章もよかったです。

 京急バスや、まさかの京急百貨店や、ホテルグランパシフィックについても。京急グループについても言及があります。オイラ個人的に、こんなのも京急グループなんだ~と初めて知ったものもあります。


 [本]


眩

  • 作者: 朝井 まかて
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/03/22
  • メディア: 単行本


 葛飾北斎の娘,葛飾応為(おうい)を主人公に書かれた小説。

 葛飾応為(おうい)は北斎の娘で,絵師のもとに嫁いだものの,夫の絵を鼻で笑って離縁され,北斎のもとに出戻って,父とともに工房で画を描いて暮らしている。
 その腕は確かで,父の北斎も「美人画は応為にかなわない」とまで言わしめるもの。
 出戻った娘に対しなにかと五月蠅い母,悪事を働き続ける甥,善次郎への思い。
 どんなことがあっても,お栄が絵筆を持ち動かしていくと,全ての雑念が失せ画に集中していくのであった。

 江戸時代,今より封建的なときに,お栄(応為)は画に打ち込んでいました。
 父親譲りの才能だけでなく,精魂こめて絵を描くということ。
 貝殻や石や木などの素材を絵の具にしていくことも苦でなかった。
 絵師として生きる,絵師としてしか生きられない人生だったのかと感じました。

 この物語に出てくる「吉原格子先之図」はこの本の表紙となっています。
 その頃江戸で描かれてきた浮世絵とは全く違う。光と影。
 そう思ってまた読むと,『眩』の小説のなかで画が描き上げられていく過程が緻密に書かれていることに気づきました。

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