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掟上今日子の挑戦状 [本]

「掟上今日子の挑戦状」西尾維新・著 講談社

 忘却探偵シリーズの三冊目。
 今回は、三つの事件の話。
 元は競泳選手を目指していた鯨井留可(くじらい るか)ライバルの選手の殺人
容疑のアリバイの話。
 アパレルショップ『ナースホルン』の試着室で起こった密室と言っていいのか微妙だけど密室殺人事件。
 人材紹介会社『縁結人』で起こった殺人事件と、残されたダイイングメッセージ。

 どの話もさくさく読めて面白かったです。今回はホームズに対するワトソン的な位置に三人の警部です。

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掟上今日子の推薦文 [本]

「掟上今日子の推薦文」西尾維新・著 講談社

 掟上今日子、忘却探偵シリーズの二冊目。次の日には記憶がなくなってしまうからこそ、一日で事件を解決する名探偵。二冊目は美術館、美術に関わる人や場所が舞台のミステリー。
 この本は長編で、前の『掟上今日子の備忘録』とはまた違う味わい。
 面白く読めました。



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掟上今日子の備忘録 [本]

「掟上今日子の備忘録」西尾維新・著 講談社

 新垣結衣さん主演ドラマの原作。ドラマでは白髪の新垣結衣さんが可愛かった印象です。
 原作本もあっという間に読みました。

 『私は掟上今日子。25歳。置手紙探偵事務所所長。白髪、眼鏡。記憶が一日ごとにリセットされる。』
 左腕にマジックペンで書かれたメモ。掟上今日子は、難事件を一日て解決する名探偵。だがそれは毎日記憶をなくしてしまうからであった。

 更級研究所、笑井研究室から、機密事項の入っているSDカードがなくなった。室長は怒って怒鳴り散らした。そして、疑われたのは、この研究室に入ってまだ2ヶ月目の助手、隠館厄介(かくしだて やくすけ)であった。

 子どもの頃から無実なのに事件の犯人として疑われやすい厄介。無実の罪を晴らすべく、名探偵・掟上今日子に犯人探しを依頼した。

 一日で記憶がなくなってしまう掟上今日子、更級研究所、笑井研究室の人々に聞き取り捜査を始めるが……。

 5話にはなっているけれど、三つの事件の物語。探偵掟上今日子に時間がないからこその速い展開でした。
 子どもの名前に厄介(やくすけ)なんてつけないだろとか、所々突っ込みたいところはありましたが面白かったです。

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僕はホルンを足で吹く 両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝 [本]

「僕はホルンを足で吹く 両腕のないホルン奏者 フェリックス・クリーザー自伝」フェリックス・クリーザー、セリーヌ・ラウアー著 ヤマハミュージックメディア

 最近、Youtubeで、彼の演奏を聴いた。彼専門のスタンドにホルンが乗せられていて、さっと右足を上げロータリーバルブを動かす。まさかの速いパッセージ。軽やかで明るいホルンの音色。リップスラーでの速くて正確なトリル。
 彼は右足でホルンを演奏している。

 生まれつき両手のないフェリックス。だが幼少期の彼はやんちゃだったらしい。その彼が4歳でホルンと出合い、吹き始める。楽しかったようだが、他の遊びと同列で、特別とまではいえないものだった。

 転機となったのは当時の先生からの言葉。「ホルンは素晴らしい趣味だが、職業としては他のものを探すべきだ。」

 怒りを覚え憤りを感じながらも、ホルン奏者として生きる意思を固めたクリーザー。地元の音楽学校や音大でのレッスン、演奏活動。ラジオへの出演やCDの録音。
 多忙でありながら、完璧主義ともいえるほどホルンの演奏に取り組んでいる。

 ハンディキャップがあるかないかは関係なしに、一つのことに打ち込んで、それで身をたてるというのはすごいし、素晴らしいことだと感じる。

 オイラも学生のときホルン吹いていたのだが、フェリックスほど上手くできたらいいのになあ~と思った。
 いや全然吹いてないだろと突っ込まれるのは自分でも分かっている。
 なんの因果か吹奏楽部ホルン吹きになった高1長女ひでひ子(仮)と中1次女みき(仮)より音が出てないことも知っている。

 それだけに、フェリックスすげーなーと思う。
 
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革命のファンファーレ [本]

「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」西野亮廣・作 幻冬舎

 吉本芸人のキングコング西野亮廣による、ビジネス書。いや、ビジネスだけというわけでもないような気が。

 「えんとつ町のプペル」が32万部を越えた。5千部売れればヒットと言われる絵本市場のなかではとてつもない売り上げである。
 もちろん「えんとつ町のプペル」の絵本自体の出来が素晴らしい(ただしヤングアダルト~大人向け)が、ここまで売れるためには、それだけでなく、世間に広めていく手法や仕掛けがすごかった。

 有名人である西野さんだからできるでしょ?というツッコミにも答えられていて、既存の方法ではなく、それを打ち破る工夫やアイデアが必要だなと感じた。

 ただ、何かを生み出すためにはアイデアだけではなく、それを実現するだけの努力が必要で、西野さんはその努力を積んでこられたのだと思う。
 誰にでもできることではないなあと感じた。

 で、「えんとつ町のプペル」製作についてもかなり割かれています。
 この絵本を作るところから、読者に手渡し、さらにイベントやSNSなどを通してファンを広げていく様が、西野さんにとってもひとつのモデルケースなんだろうなあということを感じた。

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蜜蜂と遠雷 [本]


蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/09/23
  • メディア: 単行本


 芳ヶ江国際ピアノコンクールを舞台に,そのコンテスト出場者(コンテスタント)たちを描いた小説。

 芳ヶ江は,楽器メーカーが多く,音楽の街として知られている。そこで行われる若手ピアニストを対象としたコンクールにもかなり力が入れられていて,このコンクールに入賞したのをきっかけに,世界的なピアイストになるものも多い。
 その芳ヶ江国際コンクールのコンテスタント,風間塵,栄伝亜夜,マサル・カルロス・レヴィ・アナトール,高島明石ら。それぞれの事情,環境から,ピアノに打ち込み,表現していく姿を書かれている。

 いや,めっちゃ面白かったです。それしか書けねえ。
 ピアノコンクールに出る人々はそれぞれこんな苦悩を抱えているのか(抱えてなさそうな人もいたが)とか,音楽でこんなに表現できるのかとかいろいろ感じました。
 コンテスタントが弾く曲で知らないものも多かったのですが,それでも,曲が聞こえてくるような気がしました。恩田さんの表現力ハンパねえ。
 
 今度「蜜蜂と遠雷」に出てきたピアノ曲,ちゃんと聞いてみます。バルトークの「ピアノ協奏曲第三番」とか。

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最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常 [本]


最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

  • 作者: 二宮 敦人
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/09/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 藝大生の奥さんがいる,作家の二宮敦人さんの本。

 奥さんは,東京藝大美術学部がの学生。その行動が実に面白い。筆者の予想の斜め上をいっています。
 ノミを木槌で振り下ろし木彫りの陸亀を作る。
 全身に和紙を糊で貼り,自分の全身像を取る。
 父親に板をもらって,喜んでテーブルを作る。

 それから,藝大の生協には,ふつうにガスマスクが売っていたり,自分自身でで使うノミを作ってたり,京都と奈良で仏像を泊まりがけで学習する勉強があったり。
 入試の倍率は東大より高い。就職活動をして会社に入る人は少数派。卒業後,半分は行方不明。一般の人からは,とても不思議で興味の湧く東京藝大の人々について,スポットを当てて書かれています。

 東京藝大の美術学部(美校)と音楽学部(音校)。同じ芸術を学んでいるのですが,その学生像はかなり違います。

 また,美校,音校それぞれの学生さんに話を聞き,どうして藝大を志したのか,何を学んでいるのかを丁寧に聞き,本に書かれています。

 多くの学生さんの語ることが面白いです。天才,奇才の集まり。 
 また,東京藝大の文化祭,藝祭をはじめとするイベントなどで,音校と美校の学生が交流して,新しいものがまた生まれているのですね。

 藝大の取手キャンパスがあることは知っていました。けれども,先端芸術表現科や,大学院の一部(壁画・ガラス・グローバルアートプラクティス)の学科があり,ホームレスまでいる(笑)とは,ほとんど知らなかったですが,この本を読んだのをきっかけに,一般公開しているときに見に行ってみようかなと思いました。

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ブルーナが語るミッフィーのすべて [本]


MOE特別編集 ブルーナが語るミッフィーのすべて (白泉社ムック)

MOE特別編集 ブルーナが語るミッフィーのすべて (白泉社ムック)

  • 作者: ディック・ブルーナ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2017/06/21
  • メディア: 雑誌


 ミッフィーの魅力をブルーナさんのインタビューやふんだんに載せられたイラストで紹介する本。

 ミッフィーの絵本作りのきっかけや根幹となったところ、絵を描くうえでのこだわりなど、ブルーナさんの言葉で知ることができます。
 何となく見過ごしていたこと、ミッフィーの表情、物語に込められた思いなどを読み、そういうことだったのか~、と気づかされることがたくさんありました。

 最後の方に紹介されていたナインチェ・ミュージアム、行ってみたいなあ。

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倒れるときは前のめり [本]


倒れるときは前のめり

倒れるときは前のめり

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/01/27
  • メディア: 単行本


 有川浩さんが、様々な新聞、雑誌にかかれてきたエッセイをまとめたもの。

 「書くこと、読むこと、生きること」「この本大好き!」など、6つの章になっています。
 本を書く立場での伝えたいことがひしひしと分かり、小説家の立場で主張したいことがいろいろとあって興味深いです。
 また、ふるさと高知のエッセイも。高知の面白さや自然の美しさ、土佐弁の強さ、というか激しさ。
 いやぁ、面白かったです。一つ一つのエッセイは短いのでどこから読んでも途中から、再読するのもよし。


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薫風のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート3 [本]


薫風のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート3

薫風のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート3

  • 作者: 福田 和代
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2017/04/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 「蒼空のカノン」「群青のカノン」に続く、航空自衛隊航空中央音楽隊シリーズの3冊目。

 天然でドジっ子の成瀬佳音三等空曹は航空中央音楽隊のアルトサクソフォン奏者。
 同期のしっかり者吉岡美樹三等空曹や、後輩の長沢真弓空士長など、個性豊かすぎる航空中央音楽隊が、毎回事件に巻き込まれる。そして沖縄の南西航空音楽隊の渡会俊彦三等空曹、松尾光一等空士との話も。

 舞台が航空自衛隊で、音楽隊の演奏活動について詳しく書かれています。音楽を生業とするのに自衛隊もアリなんだと。
 主人公が天然のドジっ子で、本当にこんな子が自衛隊で勤まるのだろうかとも思いますが。

 舞台が自衛隊でラブコメ要素もあって、楽しかったです。

 室さんと土肥さんの短編も良かったです。

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