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我ら荒野の七重奏 [本]


我ら荒野の七重奏

我ら荒野の七重奏

  • 作者: 加納 朋子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/11/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 山田陽子は,編集者。会社員でバリバリ働くキャリアウーマン。いいたいことはずけずけ言うタイプ。
 陽子の家族はのんびり者の夫,信介と,息子の陽介。
 陽子たちは家族で信介の上司に誘われ,上司の息子が入っている学校の吹奏楽部の定期演奏会を聴きに行く。
 その演奏会で,陽介はトランペットに魅せられ,吹奏楽部に入りたい,その中学校を受験すると言い始めるが……。

 そういえば登場人物に覚えがあるなあと思ったら,「七人の敵がいる」のその続きでした。
 「七人の敵がいる」では小学校のPTAで大暴れ(笑)ですが,「我ら荒野の七重奏」では,中学校での吹奏楽部を舞台に,顧問や,効率の悪い保護者会に物申す。
 成長した陽子は「動かざること山田の如し」と,何とか我慢をしようとするものの……。

 中学受験は大変だなあと,今春中学に入学した娘を持つ親としては神妙な顔になってしまいます。いや,うちは公立中だけど。ノーお受験だけど。他人ごとながら,本当に大変。

 それから,いま中学校の,しかも吹奏楽部の保護者として「あるある」「いやここまでひどくない(笑)」など,陽子の周囲で起こる出来事に笑いながら読みました。
 でも,陽子が驀進していく様が何とも痛快です。言いたいことも言えないオイラとは真逆。だから面白いのか。そうか。