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被災鉄道復興への道 [本]


被災鉄道 復興への道

被災鉄道 復興への道

  • 作者: 芦原 伸
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/07/15
  • メディア: 単行本


 2011年3月11日に起こった、東日本大震災。地震の揺れと津波などで、未曾有の災害となった。
 震災が起こったとき、東北地方沿岸4県をを走る列車は31本あった。しかし乗客、乗務員ともに冷静に判断し、死傷者は一人もでなかったという。
 その時、列車に乗り合わせた人々はどう判断したのか、一歩間違えば大惨事になっていたであろうときに、死傷者もなく避難できたのは、どうしてなのか。
列車かに乗っていた方へのインタビューをもとに震災のとき何があったのかをかかれたルポです。

 常磐線、仙石線と石巻線、気仙沼線大船渡線、釜石線、山田線、三陸鉄道と、現地に行かれて丁寧に取材をされて書かれています。

 それぞれ地域の被災者の声は、非常に重く感じました。地元の乗客のアドバイスを受けて避難した例もあり、乗務員と乗客が協力して乗り越えたところも多かったように感じました。


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灯をともす言葉 [本]


灯をともす言葉

灯をともす言葉

  • 作者: 花森 安治
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2013/07/26
  • メディア: 単行本


 朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデルとなった大橋鎮子さんとともに、暮らしの手帖の編集に関わった、花森安治さんが、書き残した言葉を集めたもの。
 日々の暮らしに関する言葉、美に関する言葉、装いに関する言葉、そして戦争についての言葉。
 短い言葉ですが、どれもが、花森安治さんの信念を感じます。
 特に戦争については、体験した人だからこそ、その言葉一つ一つが重いです。


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平気で他人を傷つける人 [本]


平気で他人を傷つける人

平気で他人を傷つける人

  • 作者: 片田 珠美
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2015/11/20
  • メディア: 単行本


 近年問題になっているモラルハラスメント、モラハラについて精神科医の著者が、書かれた本。

 セクハラ、パワハラに比べて、なぜそのような状況に起こるか分かりにくいと言います。被害者に自覚がないまま、体の不調として表面的に出てきます。
 モラハラを受けていることを自覚すること、モラハラを行う相手に対して対処する方法などがありました。

 自分自身も波風立てたくないタイプで言われやすい方だと思うので、自覚していかなきゃなあ。


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驚異の極限生物ファイル [本]


驚異の極限生物ファイル: クマムシだけじゃない! 過酷な環境を生き抜くタフなやつら

驚異の極限生物ファイル: クマムシだけじゃない! 過酷な環境を生き抜くタフなやつら

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2015/06/03
  • メディア: 単行本


 クマムシをはじめとして、地球上には人間がとても生息できないような過酷な環境で生きる生物が存在する。それらを、カラー写真と分かりやすい解説で紹介しています。

 北極、南極にで生きる生物、砂漠で生きる生物、高山で生きる生物、深海で生きる生物など、それぞれ不思議な生態を紹介しています。

 個人的に深海生物が好きなので、ダイオウグソクムシとか、チューブワームとか、ウロコフネタマガイ(スケーリーフット)とか、不思議な生物を見ることができて、嬉しいです。
 小学校高学年くらいから読めると思います。生物好きな子ども向けかも。

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コンビニ人間 [本]


コンビニ人間

コンビニ人間

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/07/27
  • メディア: 単行本


 第155回芥川賞受賞の話題作。

 主人公,古倉恵子は子どもの頃から,ほかの人の感情が分からず,普通の感覚が分からなかった。
 ふだんの生活に生きにくさを感じながら,スマイルマート日色駅前店のバイトを始めたとき,全てマニュアル化された仕事やに初めて生き甲斐を感じ,「コンビニの部品」になった喜びを味わう。
 そのコンビニに18歳のときから18年間ずっとバイトを続け,もうベテランの域に達している。
 そんなある日,新人バイトの白羽に,コンビニでバイトしているのは負け犬だ,底辺だとまで言われる。 
 36歳になってバイトを続けていくという世間の目と,自分は本当にコンビニバイトがしたくて続けているという気持ちがせめぎ合って……。

 「コンビニ人間」あっという間に読んでしまいました。
 きっと,コンビニでバイトすることが天職だという人はいて,物語に出てくる古倉さんはそうなんだと思います。
 自分が幸せだと感じているのに,正社員で働いていないとか,結婚していないとか,社会のそういった一面的な見方で「それはダメだ」と踏み込まれるのは,苦痛でしょう。
 そう感じながらも,どこか正社員よりバイトを下にみてしまう風潮もあります。今の日本で,バイトも非常に重要なウェイトを占めているのに,それが社会的な保証から抜け落ちてしまっていうことことに,非常に残念だと感じました。
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レミングスの夏 [本]


レミングスの夏

レミングスの夏

  • 作者: 竹吉 優輔
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/09/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 竹吉優輔さんが,出身地である茨城県取手市をモデルに書いた,少年少女の物語。
 この小説が映画化されるってんで,竹吉さんのトークショーをやったり,地元エキストラを募集したり,市が全面協力して盛り上げていこうというのを感じています。

 主人公アキラは,私立の中高一貫校,城戸学園の生徒である。中学二年になった夏,小学校の頃から幼なじみのナギが,アキラ,モトオ,ヨーコ,ミトとある行動を起こす。
 小学二年生のときのことが,この仲間たちに影を落としていて……。

 小説の中に取手市内のモデルになったであろうところがたくさん出てきて,ニヤニヤしながら読んだところもあります。
 でも,この事件の起きるきっかけとなった出来事が通奏低音のように全編を通して響いていて,どっしりと何かが占めているような重みを感じながら読んでいました。重いし,悲しい。

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ぼくの家は「世界遺産」 [児童書]


ぼくの家は「世界遺産」 (地球のカタチ)

ぼくの家は「世界遺産」 (地球のカタチ)

  • 作者: 小松 義夫
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2007/11/14
  • メディア: 単行本


 写真家の小松義男さんが,世界遺産となった家をめぐり,それについて書かれています。
 家を巡っての旅行記といったところです。

 紹介されている世界の家は,
 ・スロヴェニア,楕円形の家
 ・ベネズエラ,ヤノマミ族の何家族もが集団で生活する大きな家
 ・ベネズエラ,ワラオ族の壁のない家
 ・ネパール,ミティラー地方の壁絵がある家
 ・ナイジェリア,泥の厚い壁の家
 ・インドネシア,スラウェシ島の曲がった木の柱の家
 ・アメリカ先住民の移動する家
 ・アルジェリア,ムサブの谷の家
 ・ルーマニア,マラムレシュ地方の屋根に目ともいえそうな煙突穴のある家
 ・アメリカ,アリゾナ州の藁の家

 それぞれ,とても個性的な家でした。自分の身の回りにある日本のありがちな住宅とは一線を画した,独特の家です。
 そのような家となる背景には,その国や地方の気候,文化などと深い関わりがあるのだと改めて感じました。

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アニマルトラッキング入門 [本]


アニマルトラッキング入門 (NEW OUTDOOR HANDBOOK)

アニマルトラッキング入門 (NEW OUTDOOR HANDBOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 地球丸
  • 発売日: 2016/05
  • メディア: 単行本


 アニマルトラッキングとは,野生動物が森や草原などの生息地に残したものなどから,動物の生きる姿を観察する方法です。
 例えば足跡,爪痕,植物などを食べた跡,糞などを手がかりに,動物を観察するのです。

 動物観察の楽しみや,日本に普通に生息する動物,また,観察の手法などこれから動物を研究したいという人にはとても有用だと思います。
 また,この本に出てくる外川さんのような,フィールドでの観察は難しくても,身の回りの鳥など,留鳥かな,渡り鳥かななどと考える良いきっかけになったと思います。
 周辺には,結構鳥も多いです。ふだん見過ごしているところに改めて気付きました。

 なお,モノクロですが動物の糞の写真がとても多いので,食事前に読むのはお薦めできません。

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暗い夜、星を数えて [本]


暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出

暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出

  • 作者: 彩瀬 まる
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/02
  • メディア: 単行本


 福島県の常磐線新地駅で、著者の彩瀬さんは旅行の途中、常磐線列車に乗っていて東日本大震災に遭いました。そのときからの体験をドキュメンタリーとして書かれています。

 旅行の途中で、常磐線に乗っていたとき、綾瀬さんはあの大震災に遭いました。今まで体験したことのない揺れ、電車を降りて避難したときのこと、避難所で、災害のようすもよくわからず、不安な夜を過ごしたことなどが実に生々しく書かれています。

 未曾有の災害の渦中で誰もが大変ななか、助け合ったこと、福島で出会った人々が親切だったことがとても印象的でした。

 また、いわき市の友人のところに行き、ボランティアに参加したこと、震災直後にお世話になった人に会いに行ったときのことも書かれてありました。
 被災地と、関東の意識の差を感じました。 放射能への不安は、関東の人々とはけた違いに大きいのだと思いました。ふるさとに住み続けたい気持ち、しかし放射能による健康被害を恐れる気持ち、どちらもあったのだと思いました。

 この本の初出は第一章が2011年5月、2011年9月第三章は書き下ろしです。2012年2月に発刊された本ですが。2016年、震災から5年たちましたが、まだ復興が進んでいないところもあります。東日本大震災を過去のものにしてはならない、忘れてはならないと思いました。


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なぜ花は匂うか [本]


牧野富太郎 なぜ花は匂うか (STANDARD BOOKS)

牧野富太郎 なぜ花は匂うか (STANDARD BOOKS)

  • 作者: 牧野 富太郎
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2016/04/11
  • メディア: 単行本


 牧野富太郎(1852〜1957)は、日本で最も著名と言っていいほどの植物学者です。牧野さんによる「牧野日本植物図鑑」などは、現在も植物の学習をする人にとっては、必要不可欠なものです。数多くの日本の植物を分類しまとめあげた方が書かれた、植物についてのエッセイを、再構成し一冊にまとめたものです。

 小学校を中退したあと、学歴と言えるものがないまま、独学で植物の研究に没頭した方です。
 その植物偏愛が激しく、この本の「植物と心中する男」では「私は植物の愛人としてこの世に生まれきたように感じます」とまで書かれています。
 その牧野さんならではの観察眼と植物愛に溢れる文章で、様々な植物について書かれています。牧野さんが書かれた文章をそのまま本にしているので、古典的な響きのある文章で、馴染むとなんとも味わい深いです。

 基本的な植物の用語を知っていると読みやすいように思いますが、巻末の注を見ながらでも読めます。
 植物について詳細に書かれていますので、必要なときには植物図鑑を見るといいでしょう。


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