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コンビニ人間 [本]


コンビニ人間

コンビニ人間

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/07/27
  • メディア: 単行本


 第155回芥川賞受賞の話題作。

 主人公,古倉恵子は子どもの頃から,ほかの人の感情が分からず,普通の感覚が分からなかった。
 ふだんの生活に生きにくさを感じながら,スマイルマート日色駅前店のバイトを始めたとき,全てマニュアル化された仕事やに初めて生き甲斐を感じ,「コンビニの部品」になった喜びを味わう。
 そのコンビニに18歳のときから18年間ずっとバイトを続け,もうベテランの域に達している。
 そんなある日,新人バイトの白羽に,コンビニでバイトしているのは負け犬だ,底辺だとまで言われる。 
 36歳になってバイトを続けていくという世間の目と,自分は本当にコンビニバイトがしたくて続けているという気持ちがせめぎ合って……。

 「コンビニ人間」あっという間に読んでしまいました。
 きっと,コンビニでバイトすることが天職だという人はいて,物語に出てくる古倉さんはそうなんだと思います。
 自分が幸せだと感じているのに,正社員で働いていないとか,結婚していないとか,社会のそういった一面的な見方で「それはダメだ」と踏み込まれるのは,苦痛でしょう。
 そう感じながらも,どこか正社員よりバイトを下にみてしまう風潮もあります。今の日本で,バイトも非常に重要なウェイトを占めているのに,それが社会的な保証から抜け落ちてしまっていうことことに,非常に残念だと感じました。
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レミングスの夏 [本]


レミングスの夏

レミングスの夏

  • 作者: 竹吉 優輔
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/09/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 竹吉優輔さんが,出身地である茨城県取手市をモデルに書いた,少年少女の物語。
 この小説が映画化されるってんで,竹吉さんのトークショーをやったり,地元エキストラを募集したり,市が全面協力して盛り上げていこうというのを感じています。

 主人公アキラは,私立の中高一貫校,城戸学園の生徒である。中学二年になった夏,小学校の頃から幼なじみのナギが,アキラ,モトオ,ヨーコ,ミトとある行動を起こす。
 小学二年生のときのことが,この仲間たちに影を落としていて……。

 小説の中に取手市内のモデルになったであろうところがたくさん出てきて,ニヤニヤしながら読んだところもあります。
 でも,この事件の起きるきっかけとなった出来事が通奏低音のように全編を通して響いていて,どっしりと何かが占めているような重みを感じながら読んでいました。重いし,悲しい。

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ぼくの家は「世界遺産」 [児童書]


ぼくの家は「世界遺産」 (地球のカタチ)

ぼくの家は「世界遺産」 (地球のカタチ)

  • 作者: 小松 義夫
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2007/11/14
  • メディア: 単行本


 写真家の小松義男さんが,世界遺産となった家をめぐり,それについて書かれています。
 家を巡っての旅行記といったところです。

 紹介されている世界の家は,
 ・スロヴェニア,楕円形の家
 ・ベネズエラ,ヤノマミ族の何家族もが集団で生活する大きな家
 ・ベネズエラ,ワラオ族の壁のない家
 ・ネパール,ミティラー地方の壁絵がある家
 ・ナイジェリア,泥の厚い壁の家
 ・インドネシア,スラウェシ島の曲がった木の柱の家
 ・アメリカ先住民の移動する家
 ・アルジェリア,ムサブの谷の家
 ・ルーマニア,マラムレシュ地方の屋根に目ともいえそうな煙突穴のある家
 ・アメリカ,アリゾナ州の藁の家

 それぞれ,とても個性的な家でした。自分の身の回りにある日本のありがちな住宅とは一線を画した,独特の家です。
 そのような家となる背景には,その国や地方の気候,文化などと深い関わりがあるのだと改めて感じました。

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アニマルトラッキング入門 [本]


アニマルトラッキング入門 (NEW OUTDOOR HANDBOOK)

アニマルトラッキング入門 (NEW OUTDOOR HANDBOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 地球丸
  • 発売日: 2016/05
  • メディア: 単行本


 アニマルトラッキングとは,野生動物が森や草原などの生息地に残したものなどから,動物の生きる姿を観察する方法です。
 例えば足跡,爪痕,植物などを食べた跡,糞などを手がかりに,動物を観察するのです。

 動物観察の楽しみや,日本に普通に生息する動物,また,観察の手法などこれから動物を研究したいという人にはとても有用だと思います。
 また,この本に出てくる外川さんのような,フィールドでの観察は難しくても,身の回りの鳥など,留鳥かな,渡り鳥かななどと考える良いきっかけになったと思います。
 周辺には,結構鳥も多いです。ふだん見過ごしているところに改めて気付きました。

 なお,モノクロですが動物の糞の写真がとても多いので,食事前に読むのはお薦めできません。

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暗い夜、星を数えて [本]


暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出

暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出

  • 作者: 彩瀬 まる
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/02
  • メディア: 単行本


 福島県の常磐線新地駅で、著者の彩瀬さんは旅行の途中、常磐線列車に乗っていて東日本大震災に遭いました。そのときからの体験をドキュメンタリーとして書かれています。

 旅行の途中で、常磐線に乗っていたとき、綾瀬さんはあの大震災に遭いました。今まで体験したことのない揺れ、電車を降りて避難したときのこと、避難所で、災害のようすもよくわからず、不安な夜を過ごしたことなどが実に生々しく書かれています。

 未曾有の災害の渦中で誰もが大変ななか、助け合ったこと、福島で出会った人々が親切だったことがとても印象的でした。

 また、いわき市の友人のところに行き、ボランティアに参加したこと、震災直後にお世話になった人に会いに行ったときのことも書かれてありました。
 被災地と、関東の意識の差を感じました。 放射能への不安は、関東の人々とはけた違いに大きいのだと思いました。ふるさとに住み続けたい気持ち、しかし放射能による健康被害を恐れる気持ち、どちらもあったのだと思いました。

 この本の初出は第一章が2011年5月、2011年9月第三章は書き下ろしです。2012年2月に発刊された本ですが。2016年、震災から5年たちましたが、まだ復興が進んでいないところもあります。東日本大震災を過去のものにしてはならない、忘れてはならないと思いました。


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なぜ花は匂うか [本]


牧野富太郎 なぜ花は匂うか (STANDARD BOOKS)

牧野富太郎 なぜ花は匂うか (STANDARD BOOKS)

  • 作者: 牧野 富太郎
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2016/04/11
  • メディア: 単行本


 牧野富太郎(1852〜1957)は、日本で最も著名と言っていいほどの植物学者です。牧野さんによる「牧野日本植物図鑑」などは、現在も植物の学習をする人にとっては、必要不可欠なものです。数多くの日本の植物を分類しまとめあげた方が書かれた、植物についてのエッセイを、再構成し一冊にまとめたものです。

 小学校を中退したあと、学歴と言えるものがないまま、独学で植物の研究に没頭した方です。
 その植物偏愛が激しく、この本の「植物と心中する男」では「私は植物の愛人としてこの世に生まれきたように感じます」とまで書かれています。
 その牧野さんならではの観察眼と植物愛に溢れる文章で、様々な植物について書かれています。牧野さんが書かれた文章をそのまま本にしているので、古典的な響きのある文章で、馴染むとなんとも味わい深いです。

 基本的な植物の用語を知っていると読みやすいように思いますが、巻末の注を見ながらでも読めます。
 植物について詳細に書かれていますので、必要なときには植物図鑑を見るといいでしょう。


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心をひとつに響かせる! [本]


心をひとつに響かせる! 市立柏高校吹奏楽部

心をひとつに響かせる! 市立柏高校吹奏楽部

  • 作者: 石田 修一
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2012/12/10
  • メディア: 単行本


 吹奏楽では、全国的に有名な千葉県の市立柏高校の顧問である石田修一先生の著書。

 市立柏高校の開校から吹奏楽部の顧問となり、熱血指導を行ってきた石田先生。
 はじめのうちは朝早くから夜遅くまで熱心に練習に取り組んでいたのに、全国大会に進めず、悔しい思いをしたそうです。
 強豪校と言われる学校を、それこそ日本中回って、その顧問の先生の姿を見て、石田先生も指導の仕方を変えたことにより、市立柏も全国レベルになりました。
 生徒自身に考えさせること、問いかけて考えを深めさせることが大切。また、生徒自身が役割をもち自主的に部にまつわる活動を行うことが大切だということです。

 全国レベルになるために、人間教育が最も大切だったということに、意外さを感じました。
 また、全日本吹奏楽コンクールに出る55人の他にも、マーチングや他の大会で輝けるように、補欠は作らないように石田先生が心がけていることに素晴らしいことだなあと感じました。

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ポケット版「暮しの手帖」とわたし [本]


【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)

【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)

  • 作者: 大橋鎭子
  • 出版社/メーカー: 暮しの手帖社
  • 発売日: 2016/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデルとなった、大橋鎮子さんが、その半生を綴ったもの。

 ドラマのように、お父さんが亡くなってから、一家の大黒柱として家族を支えてきたことや出版社などで働いたのち、花森安治と出会い、一緒に暮しの手帖ををはじめとする雑誌などを作ってきたこと、それらが大橋さんの分かりやすい文章で書かれています。

大橋さんと花森さんたち、暮しの手帖に関わってきた人たちは、みな戦後の苦しい時期、人々の役に立つように、特別ではなく、普段の暮らしに生きる喜びや彩りを与えたいと思っていたのかなと感じました。


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人生がときめく片づけの魔法 [本]


人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

  • 作者: 近藤麻理恵
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2010/12/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 2011年に発刊されてから,ベストセラーとなった本。

 いわゆる片づけ本はたくさん読んできたのですが,近藤麻理恵さんは,そのものを手にしたとき,ときめくか,ときめかないかで物を捨てるかどうかを決めるという考え方です。

 また,部屋を一気に片付けることを勧められています。
 片づけをして,きれいになった部屋の心地よさを体感すると,もう元には戻らないというのです。
 人生で何が必要で何が要らないか,自分にとってやるべきこと,やめるべきことが明確になるというのです。

 具体的に片付ける順番として,要不要が分かりやすいものから順番にやるといいと近藤さんは書かれています。
  衣類→本類→書類→小物類→思い出品
 始めに思い出品などの要不要の判断のつきにくいものから片付けると,途中でどうしても片づけが進まなくなってしまうのだそうです。

 全部を通して,今自分の手元にある物は,何か役割を果たしている,本当に必要な物はその役割を,要らなくなってしまった物にも,買ったときの高揚感や,ときめきをもらったのだと思って,感謝して手放しましょうという旨のことが書いてありました

 捨てるということに罪悪感を持たず,感謝の気持ちをもって,気持ちよく次のステージに送り出してやろうということなのかと感じました。
 役目を果たしたことへの感謝と考えると,家の中にたまった不要な物を手放せそうな気がします。

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芸能界のアテンド王が教える最強の店77軒 [本]


芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒

芸能界のアテンド王が教える 最強の店77軒

  • 作者: 渡部 建
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/09/26
  • メディア: 単行本


 グルメ芸人のアンジャッシュ渡部建さんが教える、東京のおすすめのお店。

 デートで使いたいお店、大人数でわいわいと食べたいお店、一人で味わいたいお店など、渡部さんが実際に食べ歩いて見つけたおすすめのお店を紹介しています。
 高級でオイラには縁のなさそうなところから、立ち飲みで安いけれど美味しいお店まで、渡部さんの守備範囲が広い(笑)。
 見ているだけでも、目の保養です。
 実際に食べに行けたらもっといいんでしょうけどね。


 で、アメトーークで、7月7日に渡部芸人やるっていうのでそれに向けてタイムリーに借りてきたんですが、読み終わるのが今頃(14日)になってしまいました。残念。
 この本、アメトーークでも紹介されてました。レコーダーに録ったのを見ながら、この本知ってる~と他に誰もいないのにどや顔になりました(笑)。


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